2017年4月30日日曜日

焼きそば増えすぎ、焼きそばパン


焼きそば増えすぎ、焼きそばパン / The Japanese love yakisoba bread(Fried Noodle Sandwich).

焼きそばパンがどんどんサービス過剰になってきてるようです。


これだけのそば量を差し出しておいて、こだわっているのが麺の量じゃなくてソースだっていうんだから関心します。紅生姜の量だってこだわってると言い放っても10人中8人は文句いわないはずです。

2017年 焼きそばパンはこうです


はみだす焼きそば、抱えきれずもう彼らをサンドするという役目を諦めたかにも見えるパン。どういう気持ちでこの量の焼きそばを計量されているのか。ふふふ、おどろきなさいこんにゃろめ。とでも言いたいのでしょうか。まぁたぶんマシンがやってるような気もしますが、ロボコップにだって意思はあります。答えてくださいロボコップ。

焼きそばパン


焼きそば+パン の名称バランス。これは商品の中身を表す重要な目印です。カレーライスが素晴らしいのはカレー(3文字)とライス(3文字)の見事な50%感です。どちらかがおおすぎてもカレーライスではないのです。

しかし、焼きそばパンはずっと焼きそばの名称に占める割合に追いつけずにいたのです。しかし、2017年のこの焼きそばは見事に名称通りになったのではないでしょうか。70%近くが焼きそばになったのですから。


1900年代の焼きそばパンはこうだった


そう、ラップでぐるぐる巻きにされ、まるでローラパーマのように静かな湖畔に横たわっていたのが1900年代の焼きそばパンだったのです。ラップの上から眺めても場合によっては焼きそばは見えてなかったんです。よくみれば2〜3本ちぢれたのがはみ出していました。そう、1900年代の焼きそばパンはそのようにすこしはずかしかったのです。

やきパパパン


どうみてもパンの割合が7割ちかかったわけですから、当時から僕は「焼きそばパン」ではなく「やきパパパン」じゃないかと思っていました。パンを楽しむ人が、密かにやき何かを食べる。それがやきパパパンだったわけです。なつかしいです。

21世紀になって焼きそばパンは羞恥心と決別


2001年をすぎたあたりからローラパーマはちょっと大胆になったのです。そう、テレビドラマから映画になった時のローラのように。ポロリどころじゃないのです、もうはずかしさはありません。

おそらく上世代から理解されず、当時の学生がこっそり楽しんでいた焼きそばパンが、劇場で世界の中心で愛を叫ぶが公開され、あきがカセットを通して語った「目を閉じればの焼きそばパンを頬張った大きな口が忘れられない」としゃべっているのを聴いて涙を流した瞬間から、社会にただよっていた焼きそばパンの羞恥心は消え去り、ラブリーなジャンクフード王者の座についたのです。ついに来たのです焼きそばパン時代が。

やきそパパン


2001年頃の恥ずかしさを捨て増量されはじめた焼きそばパンは、もうカレーライスのように50%:50%の域に達していました。こなったなら焼きそばパン(66%:33%)ではなく、やきそパパン(50%:50%)といっていいでしょう。

もっとパンを味わいたいとしたら


あんぱんからアンコがはみ出しているでしょうか。ジャムパンを持ったらジャムがドバっと出てくるでしょうか。それはパン愛好家からはブーイングが飛んで来ます。パンがすきならパンをもっと食べたいというニーズが出て来てもおかしくありません。

やパパパパン


焼きそば要素が少なくなったら、名称の比率も当然変化するでしょう。やきそば要素は「や」一文字に限定され、あとはパンになるのでしょう。なんか「や」な感じもします。もうここまできたらノーマルなパンを食べればいいのかもしれません。それなら100%パンです。

焼きそばばン


今後はどうなっていくのでしょう。ここまでの歴史をみただけでも答えは簡単です。おそらくサービスはどんどん増大し、焼きそばの量は増えていくことでしょう。最後にはパンはなくなるかもしれません。さようならパン。焼きそばパンの魂は焼きそばが引き継いでいきます。

2014年04月15日時点のヤマザキさんの焼きそばパン


いまから3年前のヤマザキさんの焼きそばパンはどうだったのでしょう。幸い、おやつタイムには宇宙旅行者のつける恒星日誌のようにカメラを回していた僕の手元には映像が残っています。BIGと銘打ってボリュームたっぷりと書かれているじゃないですか!
なのに、ここからたった3年でさらに増えた焼きそばの量にはふれず、ソースについて注目するようにおっしゃることになろうとは。いったい誰が想像できたでしょう。

量的名称レボリューションメソッドにかけると、当時の焼きそばパンは「焼きそパパン」時代といって構わないでしょう。

健康コーラ


当時は健康のためにコーラっていうのも、おかしなことをおっしゃるという感じでした。たしかに特保のコーラがではじめていました。いまや世界のコカコーラさんまでも特保のコーラを発売する時代です。世界はすこしずつかわっていってるんでしょうね。食物繊維で健康といっていた時代がなつかしいです。

花より焼きそばパン


焼きそばパンもおにぎりやサンドイッチと並んで弁当感のある食品です。お花見をしながらパクつくにもお手軽で便利です。炭水化物で炭水化物をサンドしてるあたりは、おにぎりで例えると、餅入りおにぎりという感じでしょうか。サンドイッチでいうと、ホットケーキを挟んだホットケーキサンドイッチという感じでしょう。そう考えるとそれらありえない感じの炭水化物+炭水化物に市民権を得、さらにラブリーフードとして人々を泣かせる食べ物は他に無いのかもしれません。焼きそばパンのこれからを楽しみにしていこうじゃないですか。

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