2015年2月19日木曜日

ゼルダの伝説の舞台 ハイラルの香り キャンドル に感動


ゼルダの伝説の舞台 ハイラルの香り キャンドル に感動 
イギリスの作家、AJ Hateleyさん作のキャンドル「Hyrulian Forest Candle」を輸入しました。送料のほうが高かった2015年初頭の日本ですが、届いたワクワク感は抑えきれません。

ハイラルの世界は天動説か地動説か

ワクワクの中にはこんな思いもあります。
ゼルダの伝説の舞台になる場所は ハイラル平原です。これはそのハイラルも森の香りを再現したキャンドルなのです。そのハイラルが何処にあるのか明かされていません。しかし、僕はハイラルは地球(のような星の)上のどこかにあると思っているのです。


でも、その前に…

ゼルダの伝説をよくご存知ない方へ

このエントリはゼルダの伝説についての内容です。ゼルダの伝説は任天堂の宮本茂さんが世界観やシステム、物語をデザインしたファミコン用のゲームソフトで、その後いくつものタイトルがリリースされ今も続く人気タイトルです。

ゲームをしない人には「スペースインベーダー」や「スーパーマリオ」と同じゲームというジャンルの中のひとつのタイトルの話でしょうと思われるかもしれません。でも、その素晴らしさは良質な映画や小説、楽曲スコアや写真集と肩を並べるか、それ以上の文化的作品だとお伝えしたいです。もちろんそれはゼルダの伝説に限らず全てのゲームに言えるのかもしれません。ですが、映画ファンでなくても好きな映画があるように、映画ファンでも趣味じゃない映画があるように、僕にとってゼルダの伝説は、数多くあるゲームの中のひとつではなく、それ単独で意味のある作品世界なのです。
1986年に登場した初回の画面はこんなでした。これはこれでドット絵がかわいいし、想像力をかきたてます。ただ、いまよりもゲームらしくて物語を進めるのも難解でした。
すこしたつとこんなに立体的になりました。音楽もピコピコ音ではなく重厚な感じ。お話をすすめるのもだいぶ親切になっています。

さらにまるでジブリのアニメのような映像表現も実現しています。触れるアニメというのがキャッチコピーでした。そうこれは見るものではなく体験するものなんです。

そしてこれが2015年の画面。イメージのポスターではなく、これが実際の画面なのです。草の一本ずつが風にゆらいでいたり遠くの雲が流れていたりします。でも、映像や音声がきれいになっても、基本は最初の頃と同じです。世界を自由に歩いて発見しながら、草を刈ったりします。もちろんたまには、世界も救ったりします。

ゼルダは映像作品ではないのです

ゼルダの伝説は映像作品ではないので、動画サイトなどにもしも映像がアップロードされていて、それを鑑賞してもその世界は理解できません。遊園地の観覧車の映像を眺めても、実際たのしんだことにならないのと同じです。でも、あなたがゼルダの伝説をしないならこのエントリを読まないでくださいと言うつもりはないんです。そういう世界もあるんだね、たのしそうだなぁと思ってもらえればそれで十分です。


ハイラルの外にも世界が広がっている

天動説の世界のイメージはこうです。

もっと天動説をシンプルにするとこうです。
こうしてみると、天動説の世界には端っこがあると思われます。世界のはしっこが滝になっていて世界の外に落ちてしまうという説も聞いた事があります。ハイラルはこういう世界ではないと思う根拠はハイラルの外にも世界が広がっている次の3つの設定からです。

ハイラルの外世界を思わせる3つの事


  1. ゼルダの伝説2 リンクの冒険 ではハイラル地方 を含む広大な世界の一部という描写がある。(ちなみにゼルダの伝説1作目の正式タイトルは THE HYRULE FANTASY ゼルダの伝説 でした。ハイラルの物語が外の世界に伝説として伝わって語られたお話というニュアンスを感じます)
  2. ゼルダの伝説 夢をみる島や、ゼルダの伝説1の主人公は外の世界からハイラルにたどり着いた描写がある。
  3. ゼルダの伝説 風のタクト、夢幻の砂時計、大地の汽笛では、ハイラルが長い年月をかけて移動しています。つまり他の地域が連続的に広がっていることの証です。


ハイラルは亀の上にはない。

でも、だからといってハイラルを含む広いエリアが天動説の亀の上の世界かもしれないじゃないかという意見もあるかもしれません。しかし、ゼルダの伝説 神々のトライフォースでは、外の世界からハイラルにトライフォースを求めてやってくる欲深き人々がいたことを思わせる言い伝えがあります。神の意志の及ばない世界が天動説の亀の上の世界にあるでしょうか。僕はそこは無いと信じたいです。リンクはタルミナで亀の上に乗って移動しますけどね。

よって、ハイラルは広い世界のどこかに隠された小さな場所であり、その他の地域からトライフォースを隠す聖地である。よって、この世界は地動説の基盤とした世界の上にあると結論付けます。

 ハイラルは僕らの住む地球(または多次元宇宙の別惑星)か、地球のような惑星上にあると思うわけです。いつかGoogle Earthでハイラルを発見できるかもしれないです。

ハイラルから届いた香り。

ハイラルの外にも世界がある。夜空に星があり、ムジュラの仮面だけじゃなく風のタクトにも月があります。おそらくきっとその世界も地球のように丸い星なんでしょう。今手元に届いた香りが、地球上をぐるっとまわってここに届いたのが、まるでハイラルから届いたような気分がします。いや、イギリスでしょ?そうなんですけど、現実世界のハイラルは僕らの頭の中にあるわけですから、イリギスのAJ Hateleyさんの頭の中から出てきたハイラルの香りが、地球をまわって尾道の僕のところに届いたというのがワクワクします。

この色もかなりスキな感じです。港町の塗り重ねたドアのような。僕はこの系統の色を クサレミドリ と呼んで親しんでいます。ラブリーカラーです。あ、そうそう、これはロウソクなんです。点火するつもりはないですけど。


すばらしすぎた。

香りは体験体感だとあらためてわかりました。いままで長い間、親しんできた世界の匂いを嗅げました。その瞬間、頭の中のハイラルの思い出がエンボスのように立体的にうきあがってきた気がします。香りはミントやユーカリ基調のさわやかであたたかなものでした。アンオフィシャルとはいえ、このイメージを具体化されたのは脱帽です。納得のアロマでした。いろいろな人のハイラルの香りが登場するきっかけになるかもしれません。


ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D がリリース。


すばらしい料理を前に、その味の説明をくどくどしてもヤボってものです。食べてみてばわかります。世界の最後の3日間を、何度もやりなおしながら、4日目の朝を迎えるためになにをすればいいのか迷い、考えながら草を刈ったり、草原を散歩したりする内容です。

オリジナルはニンテンドー64時代

今回のリリースは当時のリメイクです。いろいろ親切さやサービスっぷりが盛ってあるようです。でも、当時から秀逸な作品でした。子供達とも何度も遊ばせていただいたものです。

時のオカリナとムジュラの仮面は生まれも育ちも違う双子

ムジュラの価値を最大限に高めるには、時のオカリナのプレイ後に体験することです。この二本は抜き差しならない続編関係にはないように見えます。実際、片方だけ体験しても問題ありません。でも、問題ないというだけで推奨ではありません。ムジュラと時のオカリナ、ひいてはその後のゼルダの伝説生活を豊かにするかどうかは、この連続プレイにかかっていると言っても過言ではないのです。

ツインピークス

ツインピークのブラックロッジの中の、もうひとつのツインピークスの町が描かれた映画ができたとき、やはりオリジナルツインピークスを見ていないというのはもったいなさすぎます。クーパー捜査官がどんな人だったのか、ローラパーマがどんな人だったのかもしっておくことは大事です。

リングとらせん

リングとらせんがセットで上映された例えもいつもしますが、それとも似ています。お化け屋敷としてハートに迫るリングと、家庭の医学をパラパラめくっている時にみつけた未知の病に鳥肌がたつ的な、脳に迫るらせん。この心と頭の両方同時刺激がリングがヒットした要因だと思います。その後のシリーズはどんどん らせん 要素がなくなり派手なお化け屋敷アトラクションになっていったので、騒々しいもののどこか笑えるモノになっていきました。やはりリングとらせんは密接な関係にあったと言えるのです。

いつか体験するキミへ

ムジュラの仮面と時のオカリナ、この二本はそういったミステリアスで濃厚な体験をさせてくれる双子作品なのです。もし、発売時期の盛り上がりではなく、いつかじっくり体験したみたいという方がいらっしゃったら、まず時のオカリナのエンディングまでたどり着き、その記憶が冷めないうちにムジュラの仮面のドアを開けてみてほしいと思います。

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