2016年10月21日金曜日

フルグラにかけるヨーグルトはサラサラでした


フルグラにかけるヨーグルトはサラサラでした


やまぐち県酪乳業株式会社さんとカルビーさんが1年かけて共同開発した「フルグラ」に合う独自のヨーグルト。九州エリアのセブンイレブンさん限定でフルグラとセット販売された幻のヨーグルトが単品販売開始。カルビーさんが考える理想のヨーグルトとはどんなものなのか。

グラノラをどう食べるか


オフィシャルなレシピ本も出たし、グラノラもキャズム超えしたことにより様々なみなさんの知恵が投入される幸福な世の中になってきました。もうノラクロ?食べるの?なんて声もききません。ノラクロを知らない?あらら。


安定の定番はつゆグラ


僕がここ数年もう白米を食べるがごとく、バゲットをかじるがごとく食べているのは麺つゆをかけたつゆグラです。もう半生分の説明をしてしまったので、ご興味ある方はggっていただければです。ただ、はっきり言って奥は浅いです。


フルグラにかけるヨーグルトはサラサラでした


驚きました。まさかのサラサラヨーグルトです。飲むヨーグルトと言ってもいいくらいの液状化現象です。ぼってりグルトをイメージしてた方の思いは地盤沈下してしまうはずです。

カルビーさんが開発に参画されているので、あくまで主役をフルグラということで脇を固める演技指導が入ったに違いありません。ということはフルグラにかけるヨーグルトからカルビーさんの考えるグラノラの理想が垣間見えるはずです。カルビーさんはヨーグルトに何を求め、何を求めなかったのか。


  • グラノラの各素材の隙間に密着するように浸透する。つまり素材間のエアーは捨てたようです。
  • 時間が経過すると早いタイミングでグラノラに染み込んでふやけ、クリスピーな食感が弱まります
  • 甘み控えめでエッジの立った酸味です。フルグラの素材の中にある自然の甘みを引き出してほしいというスイカに塩論



垣間見えたカルビーさんのグラノラフィロソフィー


アイスをかけたり、ポテトサラダにまぜまぜするのもサイコーなフルグラですが、たまには本来のグラノラの素材の味を楽しんでほしいというストイックさを感じました。グラノラフィロソフィーにシビレさせていただけました。

様奥のヨーグルトとも比較しよう


様奥は毎日いろんなヨーグルトを食べたり飲んだりしているヨーグルトマニアです。そんな彼女の在庫から失敬してきました。ご覧のとおりどれもボテっとして半固形でした。いうならばプッチンプリンレベルの硬さです。しかも、ヨーグルトの甘みも引き出されているのがわかりました。ヨーグルト主体で、トッピングとしてグラノラを加えるのもいいです。主役が誰なのか次第のように感じました。

クノールさんの冷たい牛乳でつくるコーンポタージュとじゃがいもポタージュ


クノールさんのあたたかいスープもんまいんですが、冷たい牛乳でつくるスープだと、低音のためホットにくらべてグラノラがひやける時間が遅くなり、より長時間クリスピーな食感を楽しめます。また、カルビーさんがグラノラビギナーさんがぬくぬくととどまっている安全な魔法陣から半歩外に連れ出す戦術と並行するコンセプトな気がします。

クノールさんと小売店さんに申し上げます


難点は冬場、手に入りにくいという点でしょうか。クノールさん、このニーズをキャッチしてぜひとも冬場にも定番化を検討いただければと思います。小売店さんが扱いたがらないかもしれませんが、文化はそういうところから広がっていくものです。
最初にコーンフレークと何が違うの?という消費者のマスに抗うように仕入れた小売店のバイヤーのみなさんのおかげで今日のグラノラ文化があるのを思い出していただければと思います。


オマケ:ジャケットのマメミナトさんの原画



世間ではサムネと呼んでいる方も多いようですが、初期のころYouTubeさんがクリエイター向けにされていた考え方の中に、サムネイル画像をレコードやパッケージ商品のジャケットと位置付けて取り組むといいですよ。というメッセージをいただきました。その後、数字に裏付けされたマーケティング的なアドバイスでは統計的に顔のアップとキャッチコピーの組み合わせがよいと導き出されたとのことでした。それはそれで選挙ポスターのようなすでに完成された、ちょっとレガシーなデザイン文化の再活用という面でおもしろい気がします。僕は、文化の乱数を発生させて遊ばせていただいている次第です。これもたのしいYouTubeライフだとご理解いただければ幸いです。Googleさん、何も強制しない自由なプラットフォームありとうございます。そして、それを許容する視聴者のみなさんにも感謝します。

今回のジャケットは僕が「フルグラにかけるヨーグルト」をカメラに寄せすぎたため僕のあたりがアウトフォーカスしてしまいましたので、まめみなとさんもピントをずらす必要が出てしまいました。でもピントぼけた絵を描く技能が未熟なのでシャープな落書きをしたあとでガウスをかけることにしました。これはその元素材になります。

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