2018年8月20日月曜日

世界のキッチンから とろけるカオスープ


世界のキッチンから とろけるカオスープ




タイムマシンが時間を飛び越える装置だとすると、セカキチは国境や距離を超える装置なのだ。そんな役割意識に加えて、世界のお母さんと友だちになって「ねぇねぇ、作り方おしえて!」「わぁ、それ一口わけて!」そんなフレンドリーさも感じるブランド、それがセカキチなのです。だったのです。

しかし、今回のセカキチはちょっと違います。

”なのだそう”


https://www.kirin.co.jp/products/softdrink/kitchen/products/product_detail35.html

なのだそう。

従来のセカキチは現地のお母さんから受け取った、家族に人気の思入れレシピを持ち帰る飛行機の中で「これ、受け入れられるだろうか、いやもし今みんながわからなくても、わかる人がいるはずだし、飲んだ人がいつか現地に行ったとき、あ!これセカキチで飲んだあの味だと思ってもらえればいい」そんなことを考えながら帰国されてた感じがしてたんです。「現地でおばあちゃんからお母さんに受け継がれた100年親しまれ続けるレシピです」みたいなコピーになったんだと思うんです。

ところが、今回は「変な味だって!マズイブームでも起きたらおもしろいんじゃないかな」そんなことまでは考えてないかもしれませんが、漂ってしまうじゃないですか。だって「現地ではおいしい料理なのだそう」ですよ。あとに続くセリフは「信じらんないですよね!w」とかついてしまいそうじゃないですか。


「旅」と「冒険」

いや、ちがうそれは開発チームの本心を汲み間違えている。マーケティングチームとのせめぎ合いで生まれた突き放した表現に違いない。そんな時、あるセカキチチームの取材記事を拝読しました。そして、そこで改めてはっとする言葉が詰め込まれていました。

会社のミッションとして、「おいしい」ということを高付加価値にできるブランドにしようと決まって。そこで、「」と「冒険」というのがキーワードになったんです。おいしい新発見って、旅や冒険に似ていて、ワクワクや出会いがありますよね。旅をしないと出会えない味、そこでしか見つけられない「おいしい発見」をヒントにしようとなったとき、世界中の家庭にはきっと、まだ知らないおいしいものがあるはずと、発展していきました。

なるほど。僕らがセカキチを飲んで感じていたコンセプト企画書で文書になっていたのです。すごくないですか。コンセプトがプロダクトから伝わってるって。どんだけ高度なマーケティングなんだ。それか両手だらりのノーガードの境地マーケティングなのか。なにはともあれ、これからもなにかあるたびに飲んでいかないといけない。いや、飲ませてください。そういう思いを新たにしました。


とろけるカオスープ


今回のは旅30% 冒険70%という感じでしょうか。カオスという言葉には「あなたに理解できる?」という挑戦状のようなニュアンスを感じます。過去になかったバランスをまとった一本なのだと思います。その冒険招待状、受けてたとうじゃないですか!

カスクートの中身のスープ


ペパーミントまで入れていただき感謝します。というか気づきをいただきました。カスクートにバジルリーフにまじえてミントリーフ入れるとおいしいかも。たった1本で気づきや発見や冒険を伝えるセカキチ。いまだ健在という感じでした。んまい。

KORG microKEY Air


iPad Proのケースタイプの鍵盤があるはずだ。今年は2018年だし。そう思ってアマゾンをさまよっているうちに、全然ちがうものに足を噛まれました。KORG microKEY Airです。なんとBluetoothでiPadと繋がってGaragebandで弾いてレコーディングできるんです。

ワイ程度の素人ならレイテンシーなんて気にならない


ポリンポロン弾けます。楽しいです。iPad持ってる音楽すきな人は全員買うといいです。ただ、できればsmart connector対応のケースタイプが欲しかったです。ポメラみたいにパタパタ広がってね。でも、深いストロークも欲しいし、そう思うと無いものねだりかも。いつかでるかもしれないので、アマゾンの散歩はつづけますが、microKEY Airはいいです。ちょっと鍵盤ピッチが狭いですがソフトウェア鍵盤より全然たのしいです。スケコーでも飲みながらポロンポロンしながら廊下で寝落ちしたいアイテムです。


麦のカフェ CEBADA(セバダ)


以前からローステッドキャロブのカフェ的なティーは楽しんでいたので驚きませんでした。むしろ待っていた感じです。あたりまえを逆からすかして眺める視点の変換。それは旅の醍醐味かもしれませんよね。もちろん日常にもそれはあるんだけどね。いや、日常にも旅があるといってもいいかも。あ、ここでもセカキチのコンセプト「(こんどは)旅」がにじみでましたね。ありがとうございます。

森永さんの甘酒


2本続けてのセカキチさんを旅を楽しんでいると、こころのアンテナ感度のチューニングが違ってきたかもしれません。甘酒は日本の知恵として世界で飲んでほしいドリンクじゃないですかって思い浮かびました。ぼくの住む尾道のすこし西には西条という町があります。酒蔵をあるいて甘酒や甘酒アイスを楽しめる町です。そんな甘酒は先祖の知恵といってもいいドリンクです。

冷やし甘酒


冷やして飲む甘酒おいしいなと思ってたんですが、缶を青くすれば夏でももっと売れるのです。キットカットさんが夏にチョコの袋に氷のイラストを挿入されるのと同じマーケティングです。いいと思います。ところが違ってました。缶の色を変えただけじゃなかったです。おはずかしい。さっぱり缶がマシマシに調整されてるようです。んまい。

スパークリング甘酒


そうなると炭酸で割ってみたくなりますよ。そりゃね。でも、想像できるんです。あのお米のつぶつぶのとろっとしたドリンクの中に炭酸の泡が発生するのか。すごいじゃないですか。冒険じゃないですか!飲んでみてびっくり。そうなるんだ!カルピスソーダみたいです。そうなのか、そいうなるのか。いや、たのしくていいです。

麦茶は時間を贅沢に使うドリンク


日本の知恵には他に麦茶もあります。セバダの亜流、別世界線版といってもいいです。それにしても考えてみれば緑茶や紅茶、コーヒーも最低1時間とかできれば一晩かけるといいなんてドリンクありますかねぇ。イリコ出汁ですかねぇ。イリコのだし汁はそれはそれでんまいです。

麦茶を30分だした


この時は30分待ちましたがあんまり黒くなりませんでした。

麦茶を一晩だした


いい色になりました。天井や顔が反射して映り込むほどの黒です。コクもあってカフェ系飲料です。ミルクで割ってもんまいです。

古池や蛙飛び込む水の音



色の濃いドリンクがあると誰しもやってみたくなりますね。ダルシムじゃなくて。

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